医療法人に精通した公認会計士は日本に何人いる?
2017/10/04
結論から言います。
わかりません。。。
すみません。正確なところはわかりません。
ただ、推測はある程度できます(何をもって精通しているとするかは微妙なところですが)。
現在、日本に公認会計士は29,303人います(平成28年12月31日現在)。
ご存知かもしれませんが、公認会計士は営利を目的とする一般企業の会計監査を行うことを期待されて創設された資格です。
そのため、試験科目も一般企業を対象とした会計学や監査論及び法律等で構成されています。
また、試験合格後もほとんどの合格者が一般企業の監査を行う監査法人に就職し、上場企業等の監査を業務とします。
従って、ほとんどの公認会計士が、医療法人と接したことすらなく、
医療法人と社会医療法人の違いを説明できる公認会計士はかなり少数です。
逆に、医療法人に対してのみ業務を提供してきた公認会計士はまずいないと言っても過言ではありません(医療法人の顧問をしたり、医療法人の監事に就任している公認会計士は若干います)。
その上で、医療法人にも公認会計士監査が必要になったことを明確に認識している公認会計士は、感覚的には10人に1人程度で、業務上医療法人(監査対象とならないクリニックや小規模病院を除く)を対象に常時専門家としてサービスを提供している公認会計士は100人に1人くらいではないかと感じます。
つまり、非常にアバウトな推測ではありますが、医療法人に精通した公認会計士は、
全国に
29,303人×1%=293人
程度なのではないかと推測します。
これが多いか少ないかはわかりませんが、
ただでさえ普段接点が少ない公認会計士なのに、そのうち100人に1人しか医療法人に詳しくないと言われると、探すのは大変なのかもしれないなと感じます。
医療法人に詳しい公認会計士の探し方については、"医療法人に精通した公認会計士の探し方"をご参照ください。