樋口活介公認会計士事務所  医療法人会計監査スペシャリスト

医療法人会計監査スペシャリスト

監査計画の立案

      2017/10/30

監査は、通常年間契約となります。

 

 

初めて監査を受ける法人の方は、監査は決算を見るだけのものと思われるかもしれませんね。

しかし、実際は、監査は年間を通して行われます。

 

 

監査手続きには、実際に帳簿や決算書を確認するだけでなく、法人の内部統制の有効性を確認する作業や、経営者等へのヒアリング、重要な契約書類の閲覧なども含まれます。

 

監査は限られた人員と時間の下、試査で実施されますので、リスクを特定してそのリスクを重点的に監査するために、期中にも様々な監査手続きを実施するのです。

 

もちろん一番忙しいのは、やはり決算後になりますが。

 

 

さらに試査を行う取引の範囲やサンプルの数、実施時期など様々なことを検討し、監査を効果的かつ効率的に実施するため、監査に取り掛かる前に、年間の監査計画を立てます。

 

監査計画を立案する際には、まずは経営方針、内部統制の整備・運用状況、取引の実体などを分析して、誤りの可能性の高い箇所をピックアップします。

 

この誤りの可能性の高い箇所をリスクと呼び、そのリスクに焦点を当てて監査することによって、より効率的な監査を実施することができます。

 

これを監査論ではリスク・アプローチと呼び、監査計画の立案において最も重要な手続と言えます。

 

どの担当者がどの科目のどんな手続きを、いつどのように実施するかという計画を立て、それに基づいて監査を受ける法人に監査計画を提案し調整していくことになるのです。

監査を効果的かつ効率的に行えるかどうかは監査計画の出来次第ともいえ、監査をするうえで最も重要な手続きが監査計画の立案と言っても過言ではないかもしれません。

 

 

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