やはり近場の公認会計士に依頼するのが良いのでしょうか?
2017/10/13
結論から言うと、
近いに越したことはありませんが、遠方でも大きな影響はありません。
収益が100億円を超えるような超大規模な社会福祉法人を除き、収益が10億円~数十億円の社会福祉法人の監査は、通常年間10~15日前後で行われます。
会計監査人である公認会計士との付き合い方は、顧問税理士さんのように毎月1回訪問があったり、ちょっと相談がある時に来てもらうといったようなお付き合いの仕方とは少し異なります。
監査は、通常年に2回か3回程度まとめて、1回あたり3日間程度の訪問をするという日程で行われます。
その他の相談や調整は、電話やメールで済みますので、遠方であるからといったデメリットを感じることはほとんどないと思います。
実際、日本全国の公認会計士の6割以上が東京に集中していますので、都内から北海道や九州、沖縄のクライアントに監査に行くことは頻繁にあります。
確かに遠方の公認会計士に頼むと交通費や宿泊費の負担が発生しますので、コストに関しては近くの公認会計士の方が有利だと思います。
ですので、近くで良い公認会計士が見つかればそれがベストです。
しかし、近くだからといってあまり気に入らない公認会計士と契約するよりは、遠方で若干経費負担があったとしても相性が良く社会福祉法人に精通した公認会計士と契約する方がトータルではメリットが大きいのではないかと思います。
優先順位をつけるとこうなります。
近場で相性も良い公認会計士>遠方で相性が良い公認会計士>>>>>>>>>とにかく近場の公認会計士