変更によるメリットとデメリット
2020/01/23
では、監査法人/公認会計士(以下、「監査人」と言う。)を変更する場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
メリット
①これまでの監査人に対する不満が軽減される
新監査人候補者に、現在どのような不満があり、それをどのように解消もしくは軽減してくれるか、新監査人候補者の提案を良くお聞きになってください。
②監査費用が安くなる
100%ではないですが、選任前に十分な交渉を行えば、現行より監査費用が抑えられる可能性は十分にあります。
③監査対応にかかる職員の業務負荷が軽減される
現在の不満が、職員の監査対応に伴う負担の多さにあるのであれば、選任前に十分な話し合いを行うことで、職員の業務負荷が軽減される可能性は十分にあります。
デメリット
①手間がかかる
新しい監査人候補者を探し、提案を聞き、法人内部の意思決定をする等の手間はどうしても発生してしまいます。
しかし、良い新監査人を選任すれば、可能な限り新監査人がその手間をサポートしてくれるはずです(稟議書に添付する資料の作成サポート等)。
変更するには、一度だけ若干の手間はかかりますが、今後毎年続く監査対応や費用で不満を抱え続けるよりは、
変更して不満を軽減したほうが良いかもしれません。
もちろん現在の監査人におおむね満足されているのであれば、変更の必要性はありません。